電子インボイスXML よくある質問
電子インボイスXMLを開く前ではなく、開いた後に出てくる疑問をまとめました。あわせて、コードの意味、3つの実例、各検証ルールの参照先も紹介します。
さらに6つの質問
ファイルを開く前によく聞かれる4つの質問(電子インボイスXMLとは何か、どう開くか、PDFも対象か、ファイルがアップロードされるか)は、必要な場面で読めるよう、ツールページで答えています。ここでは、開いた後に出てくる6つの質問を扱います。
- 「問題なし」という結果なら、請求書は法的に有効ですか?
- レポートに記載したルールをすべて満たした、という意味です。対象はEN 16931の中核ルールと、当社が明記しているXRechnungおよびPeppolのルールで、各国のルールをすべて網羅しているわけではありません。正式な適合確認には、欧州委員会のeInvoiceバリデーターをご利用ください。
- BR-CO-15のようなコードはどういう意味ですか?
- EN 16931で公開されているルールIDです。たとえばBR-CO-15は、VAT込みの請求合計額が、VAT抜きの合計額とVAT額の和に等しくなければならないというルールです。指摘にはすべてIDが表示されるので、ルールの正確な文言を調べられます。
- Leitweg-IDとは何ですか?どこに記載されていますか?
- ドイツの公共機関が請求書の受け取りに求める宛先識別子です。購入者参照番号のフィールド(BT-10)に入り、XRechnungのルールBR-DE-15で必須とされています。E-Invoice Viewerはこのフィールドを表示し、記載がない場合は指摘します。
- クレジットノートも開けますか?
- はい。UBLのクレジットノートも、クレジットノートの種別コードを持つCII文書も、請求書と同じように読み取ります。
- データを表計算ソフトに取り込めますか?
- はい。請求書のヘッダーと明細をCSVでエクスポートでき、Excel、Numbers、Googleスプレッドシートでそのまま開けます。
- なぜ急にこうした請求書が届くようになったのですか?
- 構造化された電子インボイスの受信義務が、発行義務より先に始まったためです。ベルギーでは2026年1月に義務化が始まり、ポーランドでは2026年に、フランスの受信義務は2026年9月1日に始まりました。ドイツの受信義務は2025年1月から適用されています。
実際の文書ではどう表示されるか
このツールの開発で使った文書から、3つの事例を紹介します。
ドイツの仕入先からXRechnungが届いた場合
入力
仕様識別子がxrechnung_3.0で終わる、UBL構文の.xmlファイル1つ。
出力
VAT識別番号付きの売り手と買い手、Leitweg-IDが入った購入者参照番号、数量・単位・税抜金額付きの各明細行、区分ごとのVAT内訳、支払金額。
ポイント
購入者参照番号がない場合、レポートはBR-DE-15を指摘します。ドイツの公共機関のシステムが請求書を却下する根拠となるルールです。
実は電子インボイスだったPDF
入力
一見、普通の請求書に見える.pdfファイル。
出力
PDFに埋め込まれたXMLを取り出して読み取ります。プロファイル欄には、その文書が名乗るZUGFeRDまたはFactur-Xの適合レベルが表示されます。
ポイント
PDFにXMLが埋め込まれていなければ、それは普通のPDFです。ツールは数値を推測せず、そのことをはっきり伝えます。
自社のシステムに却下された請求書
入力
買掛金管理ソフトが理由を示さずに却下したファイル。
出力
小数点以下の桁まで正確に再計算した合計額。
ポイント
BR-CO-15(VAT込みの請求合計額は、VAT抜きの合計額とVAT額の和に等しくなければならない)のような指摘は、記載値と計算値の両方を示し、仕入先に修正を依頼すべき項目を特定します。
電子インボイスを読む必要がある方
構造化された請求書を受け取ったのに、それを開けるソフトがない方のためのツールです。
中小企業・フリーランス
電子インボイスを受け取れる体制は必要ですが、読むために会計ソフト一式をそろえる必要はありません。開いて、確認して、転送するだけです。
会計士・記帳担当者
顧問先に届いた文書を帳簿に入れる前に確認し、却下の原因が項目の欠落かどうかをすぐに把握できます。
買掛金担当者
仕入先の請求書が自社のシステムに却下されたとき、ルールIDを見れば、どの項目が誤っていて、仕入先に何を直してもらえばよいかがわかります。
開発者とインテグレーター
自社のツールが生成したファイルを標準と比べ、解析済みのセマンティックモデルを元の文書と並べて確認できます。
リファレンス
すべての検証ルールを、1ルール1ページで
ビューアーが確認するEN 16931、XRechnung、Peppolの各ルールについて、公式メッセージ、要素のパス、許容値を掲載しています。
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